哲学

自分の倫理と生き方を見つめる(ここは今から倫理です。)

こんにちは、しじもです。

ゴールデンウイークの後遺症がいまだに残っていますが、皆さんはどうですか?

次の祝日は7/15の海の日ですねー(考えたくない)。

まあ、有給をうまく使いつつぼちぼち頑張りましょうかね。

今回は雨瀬シオリさんが描いている「ここは今から倫理です。」という漫画を紹介しようかなと思います。

(難易度★☆☆☆☆、漫画で読みやすいです。過去の経験や現在と照らし合わせて読んでいただければなと思います。)

あらすじ

この漫画のあらすじは1巻のを引用すると以下のようになります。

「倫理」とは人倫の道であり、道徳の規範となる原理。学ばずとも将来、困る事はない学問。しかし、この授業には人生の真実が詰まっている。クールな倫理教師・高柳が生徒たちの抱える問題と独自のスタンスで向かい合う――。新時代、教師物語!! 引用元:amazon  https://www.amazon.co.jp

このように、主人公は倫理の教師で、その周りにいる生徒たちの悩みを解決していくというのがざっくりとした内容です

生徒たちの悩みは、自分の存在価値や、理想、家庭の問題、コンプレックスなどです。

学生の方は、これから通る問題かもしれませんし、私のような成人した人はかつては何かしらぶち当たった問題がテーマです。

もしかしたら、辛く複雑な問題にはぶち当たったことの無い方もいるかもしれませんね。

それが良いことなのか、悪いことなのかは私には判断できませんが、生きてればいつかは何かしら人間関係など問題にぶつかると思います。

落ち着いたとき、暇なとき、ふと考えてみるのもいいかもしれませんね。

その考えるのに、少なからずヒントをくれる漫画だと私は思います。

次に、感想というかこの本をよんで考えたことを少し書こうかなと思います。

感想(善と悪の判断の基準とは?)

皆さんの善悪の判断は社会の規則ですか?自分の経験ですか?

皆さんは、人の振る舞いや、自分の行い、物事に対しての善悪の基準は何ですか?

法律でしてはいけないことは悪いこと、みんながしてないことをやるのは悪いことなど色んな判断基準があると思います。

やはり、私は他の人を見ていると社会の規則を守る、法律を守る、みんながいいと思っていることを行うことが良いことだと思う人が多いと感じます。

この漫画の主人公の高柳先生は、社会の規則ももちろん、哲学者が述べている善とするものを可能な限り果たそうとしています。

それでも、先生も人間なので善を果たすために葛藤する場面もあります(生徒の欲求を満たすのが善なのか、先生自身の中に秘めているルールを守るのが善なのか)。

そういった場面を読んでみて、私は自分の善悪の判断はどこにあるのだろうかと考えてみました。

私の善悪の判断(自分の倫理観を優先)

過去の経験から

簡単に私の中の善悪は、社会の規則か、自分自身の思いや経験によるものなのかというと後者になります

そうなった理由としては私は、あまり社会のルールに対していい思いをしたことがないからだと思います。

私自身、セクシュアルマイノリティで、社会や家族に対して不満や憤りを感じています(徐々にそういうのもなくなってきましたが)。

また、学生時代いじめられていた経験もあり、逆にいじめられていた友人を傍観していた経験もあります。

あとは、統合失調症になった女子大学生と一時期メールでやり取りをしたり、今では色んな考えを持った人たちのグループに入れさせてもらったりしました。

こんな感じでどちらかと言えば、社会から外れてしまった人間で、これまでの経験もあり善悪の判断は自分の倫理感で判断するようになりました。

それでも、社会の規範は守らなければならない

自分は過去の経験や思想から、自分の倫理観で善悪を判断することになったことは先ほど述べました。

それによって、違う角度から社会を見るようになりました

また、どちらかと言えば社会に対して生きづらさを感じる人たちの話し相手になれたりして、良かったなと思うところもあります

ただ、私の倫理観では社会が許していないことに関しても、私にとっては悪ではないと思うところがあります

この世の中で生きている限り、法を犯せば捕まります。

なので、そこは自分の思想が暴走しないように、気を付けなければなりませんね

皆さんも、もし私のようにどちらかと言えば自分の倫理観を重視する方がいれば、暴走しないように注意してくださいね。

どちらにせよ、社会と自己のバランスが大事だと思います

先ほど、私が自分の倫理観を重視して、それに対して良かったこと注意しないといけない点を述べました。

それに対して、社会の善悪を重視する方が良いかと言われると、私はそうは思いません。

あくまでも私自身の意見ですが、社会の善悪に重視しすぎると、社会全体が悪いことを良しとしたときに、気づかないうちに悪いことをしていたということになりかねないからです

それをみんなが良いことだと思ってやっていればなおさら、実は悪いことだったと気づかないかもしれません。

なので、自分の倫理観と社会の倫理感どちらに偏るかは人それぞれですが、行き過ぎないようにバランスをとることが大事だなと私は思いました。

まあ、それが自分が出来ているかというと微妙なんですけどね・・・(徐々にバランス取れるように努力します)。

さいごに

ここまで、読んでいただきありがとうございます!

私は倫理や哲学の本をたまに読むのですが、やっぱり1回読んでもうまく理解できないですね。

バートランド・ラッセル著の「哲学入門」をたまに読み返しているのですが、今でも分かりません・・・

少しずつなるほどねと思える部分が増えてくのはいいんですが、理解できるのはいつになるのやら・・・

まあ、そんな感じで背伸びしないで読みやすそうなところから攻めてくのもいいかもですねー